スティーブくんと一緒

スティーブくん(バイクの愛称)とイチャイチャする毎日の記録なのにゃー

いっぷく

技能士的仕事で、シャッターに絵を描いている。

それは楽しい仕事だ。

往来を行き交う人々との交流も楽しみの一つだ。

仕事は捗らないものだ。

 

今回も、たくさんの人が行き来する通りだ。

知り合いも通って、声をかけてくれる。

 

近所にお住まいと思われる高齢の女性が

杖をついて現れた。

おはようございますと挨拶した。

九時半すぎくらいだったから。

女性は、私の素性をきき

自分の身の上を語りだし

ご近所の歴史を語り

近所のお楽しみ会の変遷を語り

とうとう正午を知らせる放送が鳴った。

 

お昼ご飯を食べてから、

再び仕事にとりかかった。

すると先ほどの女性が再登場。

三時を過ぎたころにおもむろに

「いっぷくしられ」と持参した紙袋を差し出された。

ありがとうございますとうけとり、

車の中にしまう。

しばらくすると知人が現れて

仕事の話をはじめた。

すると女性は、じゃあねと去って行った。

だいたい五時間くらいの滞在だったか。

 

仕事よりも応対で

疲労困憊した。

 

いただいた紙袋には、開封されたクッキーと

ヤクルトが入っていた。

ちょっとせつなかった。

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おえかきのおしごと