原因不明

昨年末に逝ったと判定したバッテリーであるが

今日はバイク屋さんの仕事始めであるので

挨拶がてらバッテリーの状態をみてもらうことにした。

キーを差し込んで回してみたら

一瞬ライトが点いた。

おお！と思ってセルをまわすもキュルともいわない。

もう一度キーを戻してやり直すと

今度はライトも点かない。

やはりいけないようだ。

シートを外して

電極のネジをまわして取り外し

バッテリーをそっと取り出す。

内蔵丸出しのままバイク屋さんに向かう。

ピットでオイル交換していた池ちゃんに

バッテリーをみてもらいたいとお願いしたら

すぐに「はいっ」と電圧を調べる機械で調べてくれた。

「12.6から7ありますよ」

よくわからないけど、バッテリーが逝ったわけではないようだ。

腑に落ちない。

そこに現れた社長が

ヒューズかもしれないし、どこかが漏電しているのかもしれないし

と可能性を言葉にするが、脅かされている気分だ。

ともかく

バッテリーではないのだから、もとに戻すことにした。

そっと穴に入れて電極を締め直す。

片方のネジが、ちゃんと締まらない。

これが原因か？

とりつけたところで、キーを差し込み回す。

ライトが点いた。

セルをまわす。

キュルルと鳴いた。

おお！チョークをひいて、もう一度まわす。

ブルルルンとエンジンがかかった。

しばらくするとエンジン音が変わって

チョークを戻しても

タンタンタンタンと安定するようになった。

ハーよかった。

なんだったのだろうか。