スティーブくんと一緒

スティーブくん(バイクの愛称)とイチャイチャする毎日の記録なのにゃー

お言葉

今朝がた亡くなった紳士の弔問に行った。

痩せて枯れたようだったけど、穏やかな顔だった。

在りし日の集合写真をプリントアウトして持参し

奥様と、懐かしんだ。

亡くなる二日前に

「もうすぐ死ぬから、みんなを呼べ」

「みんなに礼を言いたい」

と、招集をかけ、本当に逝かれた。

かっこいい。

奥様は、ここ一年くらい、様々な民間療法や新薬を試し

共に闘病してこられた。

だから、延命処置はしないと言い切られたという。

かっこいい。

だけど

「まきちゃん、だんなさん大事にしられや。あいそんないもんや」

とおっしゃった。

胸がつまった。

 

そのとき、大事にしたいと思ったのは、夫との時間ではなくて

大事に思っている茶道の先生と姉弟子だった。

(つぎはスティーブくんとの時間。)

 

家に一回帰ってから、茶道の先生をお訪ねした。

不義理にも、新年のご挨拶にも伺っていなかったから。

先生は、とても喜んでくださった。

手放しとは、こういう状態をいうのかと思ったほどだ。

ありがたかった。

そして

「だんなさんを大事になさいね。」

とお言葉をいただいた。

 

ふむ。

ティーブくんがだんなさんです。

うそ。

肝に命じます。