大会
二輪の安全運転を競う大会がある。
県予選があり、全国大会はあの鈴鹿サーキットで開催される。
参加者募集のポスターが、バイク屋さんにも届いていた。
18歳で普通自動車運転免許を取得した後
すぐに中型自動二輪の免許を取得した。
そのとき、この安全運転の大会に出場しないかと誘われた。
免許をもらって、気分がイケイケだったので
練習会に参加することにした。
早朝に、自動車学校に集合し
決められた動作でコースを運転する。
女性はスクーターで参加することになっていて
キビキビとした、ちょっとわざとらしい仕草で
確認行動をとったりした。
10日ほど通ったある日
参加申し込み書類を作成することになった。
着々と書き進めていくうちに
ある設問で手が止まった。
1年以内に、免許停止、免許取消となった違反行為をしていないか。
実は、半年前に免停になっていたのだった。
40キロ制限のところを67キロで走行しましたとさ。(当時の法令)
一発免停で未成年のため、父に家庭裁判所まで
付き合ってもらったのだった。
というわけで、あんなに朝練したのに、参加できなかった。
ほろ苦い思い出だ。