冒険
3時過ぎに仕事が一段落した。
お天気は快晴。
待ちに待ったスティーブくんとの時間が作れる。
そういうときの段取りは速い。
夜なべ仕事の下準備をさっさと済ませて
友達の元カノ用だったジャケットを着て
山へ向かって国道を走る。
304から156に回り、途中からスキー場の跡地を通って
山を越えて
いつも行く見晴らしの良い場所にでる。
というルートを思い浮かべて
実行したわけだが、
思いのほか酷い状態だった。
枯葉や落ち葉や落石が散乱し
雨水が溜まっている。
かなりの酷道。
途中で新しい橋が見えて
Uターンして撮った。
足元は砂利が滑って怖ろしい状態だった。
でも、自分でなんとかするしかない。
開き直れば何とかなる。
こうしてスティーブくんと私は、へんな自信をつけるのだった。