スティーブくんと一緒

スティーブくん(バイクの愛称)とイチャイチャする毎日の記録なのにゃー

羨望

納品の帰りに

フラフラといつものバイク屋さんに寄った。

10代と思しき3人の青年がいた。

いつもフラフラとバイク屋さんに居るとはいえ

全てのライダーを把握しているわけでは、当然ない。

初めて会う人々だが

そこはライダーである。

オイル交換中のスズキの持ち主に

走行距離や乗り心地やなんかを質問し

新車の購入手続きをしている人にも

選んだポイントなどを質問し

2人を待つ間に

艶消し塗装が施されているバイクに乗ってきた人にも質問した。

 

いろいろと手を加えてある足つきのいいバイクだ。

ウィンカーがとても小さいけど

とても強く発光したり

サスペンションが強力なものになっていたり

マフラーが短いタイプに取り替えられていたり

素敵だ。

聴くと、お父さんがお母さんのバイクを改造したものらしい。

おお。ライダー一家!

そして、語ってくれる表情がいい。

嬉しそうなのだ。

初めて会うおばさんに、なんて嬉しそうに話す人だろう。

 

バイク屋さんのあんちゃんも交えて話に花が咲く。

すると、お父さんが壊したガードレールが新しくなっていたという。

ん?ガードレールを壊し、バイクも廃車になった人を知っているぞ。

もしや?と聞いたら

案の定、あの人だった。

なんて素敵な息子さんなのだろう。

家族でライダーって、あの人、なんて幸せなんだろう。

と、とても嬉しくて、ちょっと羨ましい。

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若者のスズキ